澤田研二新聞2011: JULIE with THE WILD ONES 獲 Music Pen Club 頒發兩獎項 + 補充


上回提要︰



繼2年前奪得《Music Pan Club音樂賞》(ミュージック・ペンクラブ音楽賞)的「演唱會演出獎(日本歌手)(コンサート・パフォーマンス(日本人アーティスト))後,澤田研二(沢田研二)The Wild Ones(ザ・ワイルドワンズ)組成的JULIE with THE WILD ONES(ジュリー with ザ・ワイルドワンズ)在2010年舉行的演唱會「JULIE with THE WILD ONES LIVE “僕達ほとんどいいんじゃない」再度獲頒發同一獎項,並憑著專輯「JULIE WITH THE WILD ONES」首次奪得流行部門(ポピュラー部門)的「錄音.錄影作品獎(日本歌手)(録音・録画作品(日本人アーティスト))

    第23回(2010年度)ミュージック・ペンクラブ音楽賞
    (第23回Music Pen Club音樂賞)
    ポピュラー部門(流行部門)

    録音・録画作品(日本人アーティスト)(錄音.錄像作品(日本歌手))
    CD「JULIE WITH THE WILD ONES/ジュリー with ザ・ワイルドワンズ」

    第23回(2010年度)ミュージック・ペンクラブ音楽賞
    (第23回Music Pen Club音樂賞)

    ポピュラー部門(流行部門)

    コンサート・パフォーマンス(日本人アーティスト)(演唱會演出獎(日本歌手))「JULIE with THE WILD ONES LIVE “僕達ほとんどいいんじゃない”」


    オーディオ部門受賞はあの作品
    第23回ミュージック・ペンクラブ音楽賞 受賞作品が決定
    ファイル・ウェブ編集部
    2011年02月04日 Phile-web

    第23回(2010年度)のミュージック・ペンクラブ音楽賞作品が決定した。

    ミュージック・ペンクラブ音楽賞は、1966年に発足したミュージック・ペンクラブ・ジャパン(旧名称・音楽執筆者協議会)が1987年以来、毎年発表している「年間音楽賞」。音楽の言論分野(クラシック、ポピュラー、オーディオ)で活動する約200名の会員による自主投票によって選出される。

    第23回音楽賞に選出された作品と、審査員による授賞理由は以下の通り。

    ≪オーディオ部門≫
    録音・録画
    CD「チャイコフスキー&ヒグドン:ヴァイオリン協奏曲/ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン)ワシーリー・ペトレンコ指揮 ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団」(ユニバーサルミュージック/UCCG1500)
    現代と100年前に作曲された協奏曲のCDにおいて、ヒラリー・ハーンは類稀れに豊かな感性と技巧を駆使し、真に傑作と言える楽曲の演奏をなし遂げた。チャイコフスキーではオリジナル版を用い、細部までを琢磨し尽しながら感情移入を抑えた表現に徹し、ヒグドンでは現代のリアルな響きを活かしながら力を伴った美しさを表現している。それぞれ最高と言える演奏と評して差し支えない。ここにその偉業を讃えて賞を贈る。(貝山 知弘)

    「チャイコフスキー&ヒグドン:ヴァイオリン協奏曲/ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン)ワシーリー・ペトレンコ指揮 ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団」(ユニバーサルミュージック/UCCG1500)

    技術開発
    ユニバーサルミュージック「SA-CD~SHM仕様」
    SHMはSuper High Materialの略。これをSACDに応用したソフトの提案と実用化である。一般のハイブリッド型SACDは上層にCD層を併せ持ちCDプレーヤーで再生出来るが、反射膜に透過性が必要。SA-CD~SHM仕様は、SACD層のみのシングルレイヤー構成で透過性を排除し、音楽情報を余さず読み取る反射率を確保した。また全タイトルでSACD層は2chに特化し妥協のない高音質を追及、配信時代にパッケージソフトのポテンシャルを示した。(大橋 伸太郎)

    ユニバーサルミュージック「SA-CD~SHM仕様」

    著作出版物
    該当無し


    ≪クラシック部門≫
    録音・録画作品(外国人アーティスト)
    DVD「ベートーヴェン:交響曲全集~2009年ボン・ベートーヴェン音楽祭ライヴ/パーヴォ・ヤルヴィ指揮、ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン」(ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル/SIBC-153~156)
    その斬新なベートーヴェンの解釈で音楽ファンを驚かせたパーヴォ・ヤルヴィが俊英ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメンと組んで、2009年にボンで行なわれたベートーヴェン音楽祭での4日間に亘る交響曲全曲演奏と、それに向けてのヤルヴィと団員たちが互いに信頼を築き上げていくドキュメントである。ヤルヴィ自身、最終的に行き着いたベートーヴェン演奏スタイルへの信念と、彼に対するメンバーたちの信頼感が、この後世に残る素晴らしい音楽遺産を創りあげた。(廣兼 正明)

    DVD「ベートーヴェン:交響曲全集~2009年ボン・ベートーヴェン音楽祭ライヴ/パーヴォ・ヤルヴィ指揮、ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン」

    録音・録画作品 (日本人アーティスト)
    CD「ロマンティック・ドビュッシー/青柳いづみこ(ピアノ)」(カメラータ・トウキョウ/CMCD-28216)
    ピアニストで作家の青柳いづみこの活動は、両者の視点と感性、技量とが相乗して実に快調である。日本の楽壇に新風を注いでいることは間違いない。今回のドビュッシーのピアノ・アルバムは、彼女の主たる研究テーマであるフランス世紀末の美学とこの作曲家の関係に着眼した内容。初期ドビュッシーのサロン風の小品のなかに潜む、異国趣味、民族主義様式、古様式等々、斬新なアイディアの数々に照明が当てられている。(石田 一志)

    コンサート・パフォーマンス (外国人アーティスト)
    「トリノ王立歌劇場日本公演《椿姫》」(東京文化会館)
    「音符ではなく魂を歌う」(ウィーン国立歌劇場総裁のホーレンダー氏)と評される不世出の歌姫、ナタリー・デセイ。その彼女が、役にふさわしく声が成熟するまで20年待ったという憧れの役である『椿姫』のヒロインを、初来日したトリノ王立歌劇場と披露、同作の上演史上に残る名演となった。指先にまで神経を行き渡らせる演唱を通じて描き出された華やかで孤独なひとりの女性の姿は、まさにデセイにしかなしえないもの。彼女の意図を汲んだペリーの演出、音楽監督ジャナンドレア・ノセダ指揮するオーケストラの絶妙のサポートも相まって、総合芸術のひとつの理想形を創り上げていた。(加藤 浩子)

    コンサート・パフォーマンス (日本人アーティスト)
    「上岡敏之指揮、ヴッパータール交響楽団演奏会」
    内外のオーケストラやオペラ公演の指揮、ピアノ演奏、CD録音など、上岡敏之の近年の活躍は目覚ましいものがある。2010年10月に開催されたヴッパータール交響楽団を率いての日本各地での公演は、2007年10月の成功に続く充実した内容で、モーツァルト、ワーグナー、マーラーなどの好演によって多くの聴衆を感動させ、日本人指揮者が国際的に高く評価されていることを納得させる堂々たる力量を示した。(青澤 唯夫)

    著作出版物
    「20世紀を語る音楽」/アレックス・ロス著、柿沼敏江・訳(全2巻)」(みすず書房)
    20世紀の音楽について画期的な著書である。「ゲンダイオンガク」は忌み嫌われがちだが、著者は作曲家の内面から入って作品の和声をとらえ、同時にその作曲家・作品が置かれた時代と社会を語る。2度の世界大戦とその後の冷戦という人類史に例を見ない時代に、作曲家たちは何を音に刻み音楽文化の担い手たらんとしたか、これほど大胆に切り込んだ作曲家論はない。こなれた邦訳でこの大著をわが国に伝えた意義は大きくその労を称えたい。(宮澤 昭男)

    ベスト・ニュー・アーティスト
    萩原麻未(ピアノ)                     
    2010年11月、1939年以来の歴史と伝統を誇る世界有数の大コンクール、ジュネーヴ国際コンクールのピアノ部門で優勝。優勝は日本人初の快挙で、その才能が国際的に注目されることになった。これまでの優勝者にはベネデッティ=ミケランジェリ、グルダ、アルヘリッチなど、大成したピアニストがキラ星のごとくいる。今後ますます研鑽を積んで、大活躍してほしいものである。その精進に期待を込めて、本賞を贈ろう。(青澤 唯夫)

    ≪ポピュラー部門≫
    録音・録画作品(外国人アーティスト)
    DVD「ザ・ローリング・ストーンズ レディース&ジェントルメン」(WHDエンタテインメント/IEBP-10052)
    ザ・ローリング・ストーンズの、名盤『メイン・ストリートのならず者』リリース直後、1972年の北米ツアーを捉えた映像作品。キース・リチャーズの相棒としてミック・テイラーを擁した最強時代のストーンズによる圧倒的なライヴが収められている。74年に映画として完成したものの、米国の一部地域で公開された後すぐにお蔵入りしていたこの幻の作品が、映像、音ともに最新リマスタリングのもと、DVDリリースされたことの意義は大きい。(細川 真平)

    録音・録画作品(日本人アーティスト)
    CD「JULIE WITH THE WILD ONES/ジュリー with ザ・ワイルドワンズ
    (エイベックス・エンタテインメント/YICD-70072)
    68歳を頭とする還暦越え集団が、ここまでアップデイトな“渋さ知らず”感覚で創作に挑んだという事実に、ただただ感服させられる一作。オールディーズ調の胸キュン・ソングあり、ハード・ドライヴィン・ロックあり、ボッサ風味の大人のラヴ・ソングあり、サルサ歌謡ありと、バラエティに富んだ内容で、いかにもワンズらしいコーラスを主体としたサウンドと、ジュリーの筋金入りの色気溢れるロック感覚がひとつに溶け合い、極上のポップ・アルバムに仕上がっている。若年ユーザー偏重気味な日本の音楽シーンに、大きな一石を投じた問題作とも言えるだろう。(中村 俊夫)

    コンサート・パフォーマンス(外国人アーティスト)
    「ボブ・ディラン JAPAN TOUR 2010」 
    9年振り6度目の来日公演は、ディランの強い希望により会場を大阪・名古屋・東京のライヴ・ハウスに限定し、計14回行われた。5人編成のバンドを従えたディランは、多くの歌をステージ右端のオルガン、数曲をステージ中央に立ってギターやハーモニカを演奏しながら、毎回セットリストを大幅に入れ替えた2 時間のステージを繰り広げた。代表曲さえも大胆にアレンジし、全公演で66曲を披露、その創造性に脱帽させられた。69歳のディランにノスタルジーは無縁だ。(菅野 ヘッケル)

    コンサート・パフォーマンス(日本人アーティスト)
    「JULIE with THE WILD ONES LIVE “僕達ほとんどいいんじゃない”」 
    昨年2月、結成が発表されると同時に大きな話題となった“JULIE with THE WILD ONES”。5月28日の渋谷C.C.Lemonホールを皮切りに半年間に亘って繰り広げられたコンサート・ツアーでは、3月にリリースされたアルバムからの新曲はもちろん、ザ・タイガース、ザ・ワイルドワンズ、沢田研二によるそれぞれのヒット曲も存分に聴かせるというまさにエンタテインメントに徹した構成で、北海道から九州まで多くのファンを楽しませた。(町井 ハジメ)

    著作出版物
    「ジャパニーズ・ロック・インタビュー集~時代を築いた20人の言葉~/監修:越谷政義」(TOブックス/ティー・オーエンタテインメント)
    日本人にとってロックとは何だろう? もし、単純に曲をカヴァーすること、シミュレイトした日本語曲を作るということなら、職業音楽家によってことはなしえたはずだ。もちろん、それはありえなかった。グループサウンズ期を経て、突如として始まった日本のロック。そのプロセスそのものがマジカルだ。欧米はマージー・ビート、ガレージ・バンド期を経て自然にサイケ期を迎えたが、日本は歌謡曲がいりまじったグループサウンズ・ブームが代替えした。そこにかなり歴史的断層が含まれる。そうした状況を経て、さらなる断絶を造り出しながら、極めて人間臭い模索によって生まれたのが「日本のロック」だ。その20~30 年後、J-POPが極めてシステマティックに、極めて洗練された創作プロセスで量産される今、その「ロックの模索」は完全に忘却されるに至った。J- POPは果たして、本来の日本のロックとどう距離があるのか? その答えのいくつかがここにある。60年代の欧米ポップ・シーンを聴き込んだ越谷政義が、 70年代ロックの人間臭さをもう一度かぎ分ける。その匂いの重力の中に、ロックが離陸していった時代の秘密がある。(サエキ けんぞう)

    ベスト・ニュー・アーティスト
    西藤ヒロノブ
    西藤ヒロノブはニューヨークを拠点に活躍する自作自演ジャズ・ギタリスト。高度のテクニックに加え、まろやかでクリアーな美しいトーンが魅力だ。宮崎県生まれでアメリカのバークリー音楽院出身。スペインの名門フレッシュ・サウンド・レコードから3枚、昨年夏、本邦デビュー・アルバム『リフレクション』を発表した。エレキ、アコースティック・ギターのほか、ハワイの6弦ウクレレも駆使しての多様なスタイル、爽やかな音楽性を評価する。(鈴木 道子)

    ≪特別賞≫
    「ソロモン・バーク」 
    1950年代にゴスペル・シンガーとして活動を開始、60年代からはリズム&ブルースのフィールドで多くにヒット作を発表したキング・ソロモンことソロモン・バーク。ミック・ジャガーが歌手として大きな影響を受けたということでその名はロック・ファンにも知られた。昨年5月、ついにライヴ・イン・ジャパンが実現、素晴らしいソウル・レビューを堪能させてくれた。それから間もない10月、帰らぬ人となった。半世紀以上にわたる音楽活動のなかでソロモン・バークがオーティス・レディングはじめ多くの歌手をリードした功績も忘れられない。(越谷政義/Mike M. Koshitani)

    ≪特別賞≫
    「ジョン・レノン」
    ジョン・レノンを返して欲しい!ジョンがこの世を去って30年といわれてもあまりピンとこない。何故ならいつも会っていたわけではなかったけれど、何かにつけて彼の歌声は聴こえていたし、CDも繰り返しリリースされている。だから、そう感じてしまうのだ。もし今も存命なら、どんな傑作を聴かせてくれていたのだろう。それを思うと30年間が惜しまれる。とても偉大な文化財を私たちは失ったのだ。やり場のない怒りが再びこみあげてくる。「マザー」を聴いてまた泣こう。(星加 ルミ子)

    関連リンク
    ミュージック・ペンクラブ・ジャパン
    http://www.musicpenclub.com/
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