澤田研二新聞2009: 為了想見澤田研二而去試音 ~ 太田裕美訪問 + 補充

從8歲開始學習彈鋼琴的太田裕美， 中學時代修讀聲樂，副修鋼琴。在中三那年 (1969年)，因為朋友不打算去渡邊製作試音，太田的反應大約是︰「渡邊咪即係The Tigers嗰間囉？」身為The Tigers歌迷的她為了能見到偶像，特別是澤田研二，於是太田就代替了那個朋友去試音，結果成功考入渡邊製作的東京音樂學院。成為歌手後，雖然沒有和澤田單對單的演出，但能夠和他在同一個studio出現，太田表示仍然非常高興。

青春グラフィティ
ジュリーに会いたくてオーディション～太田裕美さん（２）
2009年05月27日  読売新聞 YOMIURI ONLINE

スクールメイツに「あっ、受かっちゃった」

小学校３年生、8歳の時にピアノを習い始め、中学・高校では本科としてクラシックの声楽を、副科としてピアノを学んだ太田裕美さんが歌手の道を歩むことになるのは、ごく自然の流れだったかもしれない。ピアノの弾き語りで歌うというスタイルも、少女時代から培われた音楽の素養があったからこそだろう。しかし、歌手の扉を開くきっかけは、中学3年生の時に、当時大ファンだったザ・タイガースに会いたくて、友人の代わりにスクールメイツのオーディションを受けたことだった。

――渡辺プロダクションの東京音楽学院という、ポピュラーな音楽を勉強する学校があって、そこの生徒たちが「歌って踊って」という活動をするグループがスクールメイツだったんですね。あるとき、友達が「こんなの来たんだけど」って、「自分でも出した記憶がないのに、オーディションの通知のハガキが来た」って見せるんですよ。その友達は「私は行かない」と言ったのですが、「だけど、スクールメイツって渡辺プロダクションで、ザ・タイガースが所属しているんじゃない？」みたいな話になりました。

――中学生のころは本当に、ザ・タイガースで明けても暮れてもという毎日で、特に沢田研二さん、ジュリーの大ファンでした。だから、「入ったら会えるかもよ」ってことになって、「じゃあ、私が代わりに受ける」ということになったんです。親にも内緒で受けに行ったのですが、なぜか合格してビックリ。「あっ、受かっちゃった」みたいな感じでしたね。

高校に入ってからもスクールメイツの活動を続け、３年生の時に、ＮＨＫの歌謡番組「ステージ１０１」の「ヤング１０１」というグループのメンバーに抜てきされる。

――スクールメイツに入っていたことは学校には内緒だったのですが、「ステージ１０１」に出ることになって、学校には「実はこういう番組に出ることになっちゃったんですけど」って報告しました。クラシックの学校で厳しかったのですが、番組が1月からの放送で、あと3か月で卒業だったので、特例として認めてもらい、無事に卒業できました。

――あっ、それから沢田研二さんには、スクールメイツの時にお会いすることが出来ました。まあ、一対一ではなくて、同じスタジオにいらっしゃるのを見かけたという感じだったんですが、やっぱり、すごくうれしかったです。沢田さんとは同じ事務所でしたが、大先輩なので、その後も、個人的にお話したのはほとんどありませんでした。今、還暦を迎えてもご活躍で、すごく頑張られているなあ、と思います。


大学生のハート射止めた学園祭の女王

太田さんは１９７４年に歌手デビューするが、所属事務所の公式ファンクラブが出来るより一足早く、東大でファンクラブが結成されたことが話題になった。東大に限らず、デビューした当初はいろいろな大学の学園祭に出向き、コンサートを開催。「学園祭の女王」という称号を得た最初の歌手とも言われた。

――学園祭には数え切れないくらい、行かせてもらいました。最初は東京六大学から始まったんですが、全国各地の大学を回るようになって。東京だと、昼間と夕方の二本掛け持ちとかもありました。学生さんたちと年齢が近いっていうのもあったし、あとなんかやっぱり学園祭独自のお祭りムードみたいのがあって、すごく楽しかったですね。

――デビューして新人賞とかも含めて、いろんな賞をいただきましたが、「学生大賞」っていう賞を贈られたことがあるんです。７６年くらいだったかな。東京の大学の学生たちが集まって投票して、その年に学生に人気があった人に贈られる賞で、ラジオの生番組に学生さんの代表が来て、「選ばれました」とか言って、くださったんです。すごく嬉しかったのを覚えています。

歌謡曲とフォークの中間的な作風で、大学生のハートを射止めた「学園祭の女王」はデビューからほぼ一年後、「木綿のハンカチーフ」をリリース。この曲の大ヒットで、一躍、国民的な人気歌手に上り詰めていく。（次号に続く）

「学園祭の女王」という称号を得た最初の歌手とも言われたデビュー当時

（読売新聞　松崎剛）


太田裕美プロフィール

おおた・ひろみ　東京都荒川区生まれ、埼玉県春日部市育ち。血液型はＡ型。１９７４年、「雨だれ」で歌手デビュー。「木綿のハンカチーフ」「赤いハイヒール」「九月の雨」など多くのヒット曲を出し、フォークと歌謡曲のジャンルを超えた新しいシンガーとして脚光を浴びた。８５年の結婚後も家庭と音楽を両立させ、２００４年から始まった伊勢正三、大野真澄とのライブは今も、幅広い年代に好評を博している。今年４月、デビュー３５周年を記念し、通算３０枚目のシングル「初恋」をリリースした。

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